巷には多くの減量方法が存在します。しかしこれらは嘘の場合があります。トレーニング方法や食事方法など一度は聞いたことのあるやり方が間違っていたとしたらどうでしょう?今回は過去の産物?ダイエット方法やトレーニング方法についてまとめて見ました。
残念なことにインターネットが普及した今、何が正しくて何が間違いか、理解ができないことが起きています。ダイエットで常識と考えられていたことが実は嘘だったら?そんな神話が崩壊するかもしれません。
神話1・低炭水化物はダイエットに最適
糖質制限ダイエットがダイエットにおいて効果があることに否定はしません。しかし、この方法は健康に害がある方法でもあります。そもそも糖質制限が広まった要因は、糖質を制限することで体内の水分が抜け1週間ほどで3キロほど体重が減り、速攻で劇的な効果があるように見えるからであり、最初の頃は夢のように過ごせます。しかし2週間目に突入すると今までに経験したことのない極度のエネルギー不足を実感します。
低炭水化物ダイエットなんかよりも、低脂肪ダイエットの方が健康的にダイエットできます。ちなみにこのケトジェネリックダイエットはアメリカで2000年初頭に流行りましたが、今ではほとんどやっていません。この時はリバウンドも懸念されました。日本では15年くらい遅れて流行りましたが・・・
神話2・午後6時以降は食べてはいけない!
ダイエットの神話として夕方6時以降は食べてはいけないと聞いたことありますよね。そもそもこのルールはどこからきたのでしょうか?
この神話は栄養学のパイオニアであるアデルデービスの言葉から生まれました。
「朝食は王のように、昼食はお姫様のように、夕食は貧しき人のように食べよ。」
彼女がこの言葉を言って以降、健康的で痩せている体を作るには「6時以降は食べてはいけない。」が神話のように信じられてきましたが、これも嘘。何時に食べるのは重要ではなく何をどれだけ食べたか?が重要であり、結局は消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せます。時間はあまり関係ないのです。逆に食べないで代謝が下がるのであれば意味がありません。摂取したカロリーはその日のうちに使い切ればいいのです。ただ寝る前に食事をすると胃を休めることができないので、寝る前の食事は控えめにした方が良いと思います。
神話3・ジムで頑張って沢山のトレーニングをすれば痩せる!
残念ながらジムで一生懸命沢山トレーニングをしても痩せません。夕方6時以降に食事をしないと同じで沢山トレーニングをしたからといって痩せることはありません。大事なことはトレーニングの質です。質が悪いトレーニングをしても結果は出ません。大事なことは知識があるトレーナーをつけて質が高いトレーニングを行うこと。長い目で見たとき経済的にも安上がりです。体重を減らすという数字だけで言ったら、筋力トレーニングをすると逆に体重は増えます。筋肉は脂肪よりも重いからです。
神話4・アナボリックウィンドウ
これはトレーニング後30分以内に栄養を取ることが大事と言われていることをアナボリックウィンドウと言います。トレーニング後30分以内をゴールデンタイムなんて言い方もしますが、カリフォルニア州立大学、リーマン大学の保健科学部が行なった研究では、トレーニング後の栄養摂取が直接筋肥大を起こすとは考えられないとしています。まして、トレーニング直後は血流の多くが筋肉に流れているため胃の働きはあまり良くありません。30分以内に食べることはしなくても大丈夫です。
神話5・脂質は身体を脂肪まみれにする!
確かに脂質は1グラム当たり9キロカロリーに相当します。タンパク質や炭水化物は1グラム当たり4キロカロリーなので約倍です。しかし、脂質でも良質な脂質は体脂肪を燃焼したりします。脂質を全く摂らないと栄養のバランスが崩れる恐れもあります。全体の食事で脂質の割合を10%以上30%未満にすることで健康的な食事バランスになります。
神話6・年齢を重ねるほど太りやすくなる!
確かに年齢を重ねると代謝が落ちます。しかし代謝が落ちたからといって太りやすくなるわけではありません。年を重ねると食事の量も少ない量で満足できるし、胃が油っこい食事も受け付けなくなります。代謝が落ちた分、摂取カロリーも少なくなります。年をとっても体型が変わらない方は沢山います。そして代謝が下がるのを食い止めるのは日々のトレーニングです。健康のためにも日々鍛錬が必要です。
神話7・筋肉痛にならないとトレーニングの効果は出ない!
筋肉痛にならないと筋肥大しないとも言われていますが、これも全くのデマです。筋肉痛のメカニズムは未だに解明されていませんが、筋肉痛にならなくても筋肥大もするし、トレーニングの効果はあります。逆に毎回ひどい筋肉痛になるまでトレーニングを行うと回復までに時間がかかりトレーニング頻度が下がります。やり過ぎ注意です。
神話8・トレーニング前のストレッチ
トレーニング前はよくストレッチをしてからなんて事を聞いたことあるかもしれませんが、これは全く意味がありません。逆にケガのリスクがストレッチをしていない人に比べ高くなります。ストレッチを行うと筋肉がリラックスしてしまいます。このことからもストレッチはトレーニング後に行うと効果的です。
以上今回は神話8選を紹介しました。
今まで信じてきたことがそうではなかった方もいるとは思います。
今後も神話シリーズとしてやって行きたいと思います。